こんな症状でお悩みではないですか?
☑事故直後に首をひねった感覚があり、痛みが軽くても、翌日には首が回らなくなる
☑長時間座っていると首から肩にかけて重だるさを感じる
☑首を動かすと「ゴリゴリ」と音が鳴り、動かすたびに違和感がある
☑首だけでなく肩や腕にもしびれが広がる
☑頭痛が頻繁に起こるようになり、首の痛みと連動している
交通事故後に首の痛みが痛む方はこんな事が考えられます
交通事故後に「頸椎捻挫(むちうち)」と診断されることは非常に一般的です。むちうちは、事故の衝撃で首が前後に大きくしなることで起こります。これにより、首周りの筋肉や靭帯が傷つき、痛みや首の動かしにくさ、首や肩の重だるさなどの症状が出ることが多いです。
首には、頭の重さ(体重の約10分の1)がかかっているため、事故の衝撃で首が急に引っ張られると大きな負荷がかかり、首や肩、背中にダメージを与えることがあります。交通事故では、むちうちの怪我が非常に多く、全体の約8割がむちうちに関連していると言われています。
むちうちの症状は首の痛みに限らず、めまいや吐き気、だるさなど、全身にさまざまな影響を及ぼすことがあります。特に、首から背中にかけては重要な神経が集まっているため、自律神経の乱れや味覚障害といった、見た目ではわかりにくい不調が現れることもあります。このため、怪我の深刻さが周囲に理解されにくいことがしばしば問題となります。
むちうちには、いくつかのタイプがあり、症状や影響はそれぞれ異なります。次に、代表的な4つのむちうちのタイプについて紹介します。
むちうち症状のタイプ
-
頸椎捻挫型
事故の衝撃で首の筋肉や靭帯が損傷することで起こる最も一般的なむちうちです。
主な症状:
- 首が曲げられないほどの痛み
- 頭痛
- 肩から首にかけての重だるさ
対策:
安静が重要で、無理に首を使わないことが求められます。整形外科では、首のサポート用コルセットが提供されることがあります。首を無理に動かすことや触れることは厳禁です。
-
バレ・リュー型
自律神経を支配する首の部分が損傷されることで発生します。
事故から2週間ほど経過してから症状が出ることもあります。
主な症状:
- 頭痛
- めまい
- 吐き気
- 倦怠感
- 消化器系の不調(自律神経が関与しているため、内臓にも影響が及ぶ可能性がある)
特徴:
自律神経系に影響が及ぶため、体全体にさまざまな不調が広がることがあります。
-
神経根症状型
脊髄の神経根が損傷されるタイプで、ヘルニアに似た症状が現れます。
主な症状:
- しびれ
- 知覚障害
- 筋力の低下 特徴: 神経に関わるため、後遺症が残るリスクが高いとされています。
-
脳脊髄液減少型
非常に稀なケースですが、事故の衝撃で脳を包む硬膜から脳脊髄液が漏れ出すことがあります。
主な症状:
- 強い頭痛
- 吐き気
- めまい
- 耳鳴り
- 聴力障害
- うつ状態
特徴:
頭痛が主な症状ですが、他にも精神的な不調や耳に関する問題が発生する可能性があります。
首の痛みは「むちうち かも・・・」と思ったら
むちうちかどうかを調べるためには、整形外科での検査と診察が必要です。
一般的には、レントゲンやMRIなどの画像診断を通じて首や脊椎の状態を確認し、むちうち(頸椎捻挫)と診断されることが多いです。整形外科以外の医療機関でも痛みの原因を探ることは可能ですが、正式な診断書を発行するには整形外科の診察が必要です。
多摩鍼灸整骨院では、提携の整形外科をご紹介できますので、かかりつけ医がいらっしゃらない方はお気軽にご相談ください。
整形外科と多摩鍼灸整骨院での役割
・整形外科
レントゲンやMRIによって首の骨や筋肉、靭帯、神経の状態を調べます。
・多摩鍼灸整骨院
症状に応じた損傷を回復させる物理療法、むちうちによって起こった筋緊張を手技療法や鍼灸治療、自律神経の乱れの検査・治療などを行ないます。
むちうちの治療期間について
通常、むちうちの治療には約3カ月程度がかかるとされています。症状の重さによっては、治療期間が長引くこともあります。
むちうち症状は、適切に治療を行なわないと後遺症を残す可能性があるので、早期の治療開始をお勧めします。